健康で元気に働く人を増やすこと

  1. 労災
  2. 3 view

働き盛りの自殺者 過去最高

平成22年5月13日付警察庁の発表によると、
平成21年(昨年)に自殺した人は、3万2845人であり、
前年を596人上回り、1998年以降、12年連続で3万人を超えた。
年代別では
働き盛りの40代の増加幅が最大
で、前年より291人増加した。
動機は「うつ病」が最も多く、生活苦や失業による自殺者も目立った。

人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺率では、
30代が26.2人
20代が24.1人 で、いずれも前年に続き最悪。
40代は32.1人 で過去4番目の高さだった。

昨年の自殺者数は多い順に、
50代が6491人(前年比2%増)、
60代が5958人(3.9%増)。次いで増加幅が最大だった
40代が5261人(5.9%増)、
30代が4794人(1.2%減)、
70代が3671人(0.7%減)、
20代が3470人(0.9%増)などと続いた。
19歳以下は565人(7.5%減)で最も少なく、減少幅も最大だったが、小学生が1人、中学生が79人含まれていた。

自殺者
遺書や生前の言動から原因・動機を特定できたのは2万4434人。複数選択も含め52項目に分類すると、
うつ病が6949人(全体の28.4%)(7.1%増)
に上り、全項目で最も多かった。

増加幅が大きかったのが「経済・生活問題」で8377人(13.1%増)。内訳は生活苦1731人(34.3%増)、失業1071人(65.3%増)などで、厳しい経済状況の影響がうかがえる。「学校問題」は364人(5.9%減)だった。

職業別では、年金受給者や主婦などの無職者が1万8722人に上り、被雇用者9159人と合わせると全体の約85%。

性別では男性が7割超を占めた

<コメント>
相変わらず、企業で働いているはずの20代、30代、40代の自殺死が増え続けている。
自殺の原因の第一位は、「うつ病」であるが、うつ病になった本来の原因を推測すると、会社での長時間残業(深夜労働)やパワハラ、コミュニケーション障害、失業や失業不安、借金苦などが考えられる。

特に20代の若者は、希望する会社・職種に就けなかったという人が多く、中途採用の求人が冷え込んでいるため、転職すらも出来ずに、毎日挫折感を引きずりながら、やりたくない仕事をしている。
30代は、入社以降、ずっと経営環境が厳しく、ノルマに追われ、毎日が忙しく、本来仕事を助けてくれるはずの40代の上司は、優秀な人たちは皆転職してしまっており、残っている上司は、実務能力がなく、文句をいうだけ。。。

社員は会社が悪いからといい、会社は、社会や国が悪い。または最近の若者はストレス耐性がないから仕方が無いと、片付けてしまうことが多く、自分の問題であるという認識がなく、誰もが責任を取ろうとはしません。

日本は自殺大国などと言われるように、日本人の自殺率(10万人中24.4人)は、世界的にも極めて高く、アメリカ(11.0人)の2.2倍。英国(6.4人)の3.8倍まで悪化しています。



産業医がいる職場であれば、産業医に相談してみることが、解決の糸口に必ずなります。万一、産業医が親身になってくれない場合は、人事部に産業医を変更してほしいと要求してみることも必要です。産業医の対応方針に不満があるのであれば、かかりつけの開業医(治療医)に相談し、診断書を作成してもらうことだって可能です。

とにかく適切な助言が得られるまで、誰かに相談をすることが大切です。

労災の最近記事

  1. 長時間労働による過労自殺をどう防ぐか

  2. 自殺者3万人切る 15年ぶり、前年比9%減

  3. 過労死・過労自殺を出した会社の法令違反(2)

  4. 過労死・過労自殺を出した会社の法令違反

  5. パワハラを自分で解決する方法

関連記事