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日本人の夜10時における睡眠者率

食事・睡眠・アリナミン!というTVコマーシャルはご存知かと思いますが、
食事と同様に「睡眠」は、人間が毎日元気で働くためにも、とても大切です。
(おばあさんの小言のようで恐縮です。。。)

下記の「NHKの国民生活時間調査」を眺めていると、
もともと夜10時には、ほとんどの日本人は、寝ていた!
という衝撃的な事実があり、

東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)以降、日本はかつてない「高度成長期」に突入しますが、この高度成長期になると、夜10時以降に「起きている」という人たちが急増し始めます。
それでも、おおむね2人に1人の人は、夜10時には就寝できていたようです。

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現在、夜10時に寝てしまうという人は、サラリーマン世代の場合、ほとんどいないと思いますが、
夜12時には寝てますという人は、まだ意外と多いのではと思います。

ここで、よく考えてほしいのは、
就寝時刻が遅くなったことが、健康上、想像以上に人体に悪い影響を与えることがある。ということです。

所さんのTV番組でよく見かける「農村で働く」おじいさんやおばあさん達は、夜10時頃には絶対に寝ていると思いませんか?早寝の習慣がある人たちは、肉体的にも精神的にも極めて健康な状態を維持しています。

実際に、会社が実施する「定期健康診断」の統計をみると、
平成元年ころ異常所見のある人は、10%程度でしたが、
平成20年には、異常所見者は50%を超えました。

また、インターネットが普及した2000年頃から、うつ病を中心とする精神疾患に罹る方が急増しています。

◆新型うつ病になるきっかけは、「夜更かし」が原因

ここ2~3年間で急増した新型うつ病(非定型うつ)と呼ばれる人たちの生活習慣について、
複数の産業医が調査したところ、

深夜2~3時頃まで毎日インターネットなどをしていた人がほぼ100%

であることもわかっています。

この結果、寝過ごしてしまって「遅刻」や「欠勤」が始まり、
何度も続けば、遅刻や欠勤の「正当な理由」がなくなってしまうため、
「精神疾患」という最後の切り札を出さなければならなくなるようです。

今より1時間早く寝れば、「遅刻」は避けられたかもしれません。
2時間早く寝ていれば、「仕事で大活躍」できたはずなのに。。。
そう思うともったいないし、とても残念に思います。

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