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自殺は防止できる

日本の自殺者は、毎年3万人を超えている。悲しいことだ。

【年間自殺者3万人超 10年連続】
【交通事故死者数の5倍以上】
【イラク戦争で亡くなった米兵の10倍】
【自殺による深刻な影響 国内で毎年200万人】
【自殺死亡率 米国の2倍、英国の3倍】

社会が悪いと言ってしまえば、それまでだが、あまりにも周りに居る人たちが冷た過ぎるのではないか。

自殺の理由は、

健康問題(16千人…うち鬱病7千人)

経済・生活問題(7千人)

家庭問題(4千人)

勤務問題(3千人)

男女問題(1千人)

毎日1000人の人が自殺を企図し、100人が自殺してしまっている。

 

苦しいとき、辛いときに、多くの人たちは、視野が狭くなっているため、そこから脱出することは、困難だと思う。
医者により、病名(たとえば鬱病)が告げられると、自分のせいではなく、病気のせいなのだからと考えて安心する人も少なくはないだろう。

病気が治れば、苦しさから脱出できるのだから。

しかし、医者は病気を治すことは出来ても、病気になった原因(自分の性格や経済問題。周囲の人が冷たいetc)を取り除くことはできない。

私は、精神科医と友達になった時に、
必ず下記の質問をするようにしています。

「先生の患者さん達を、ハワイのような気候のいいところに連れて行き、ストレスのない状態で、一生涯を過ごせるだけの、お金をたっぷり渡して好きなことをしなさい。という治療ができるとしたら、何割ぐらいの人が、鬱病を克服できると思いますか?」

今まで、質問した精神科医の全員が、

「100%の患者が、かなり短期間に治ると思う」  と回答してくれています。えっ!本当ですか???

自殺の原因の多くは、「自分を取り巻く環境」であるとともに、厳しいけれども「その環境を創っている自分」でもある。

 

現実には、いきなり「ハワイで悠々自適」とはいかないにしても、どのような困難な状況であっても、必ず、脱出する方法はあるはずだと思います。

そのためには、未来が今よりも「明るい」というイメージを持ち、信じること。

困難な状況を脱出する方法を、楽しく探すことができれば、病気も自殺も少なくなるのですが。。。

もちろん、周囲の人たちが、「手助けしてくれる」環境を、自分で構築することもその脱出方法のひとつです。

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