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平和祈念と靖国参拝

8月15日は終戦記念日である。

私は、10年前まで、靖国神社の参道沿いに本店がある銀行に勤めていた関係で、ランチ時に靖国神社境内にある木陰のベンチによく昼寝をしに行っていた。当時は、今のように複雑な神社ではなく、参拝客も少なく、いつも閑散とした静かな神社だった。しかし、桜のシーズンやお盆のお祭り(御霊祭り)時は、ものすごい人出となり、仕事帰りに、同僚たちと誘い合って、ビールを片手に、楽しい時間を過ごすことができた大好きな公園のような空間だった。

20代の頃から、私は、お盆休みは取得せず(どこに行くにもお金がかかり、混雑しているため)9月頃に夏休みを取得する習慣が身についている。お盆の時期は、通勤電車が空いているため大好きな1週間でもある。
しかし、終戦記念日のその日は、参拝客で「九段下駅」は大混雑となる。
ある年、仕事が早く終わったため、一人でぶらっと靖国を参拝してみた。
いつもとは違い軍服姿のお年寄りや、右翼の街宣車が集結し、異様な雰囲気に包まれていた。
緊張感の中、参拝をさせて頂き、時間があったので境内にある「游就館」に入ってみた。

そこは、戦争博物館であり、ゼロ戦や回天の実物をはじめ、戦時中の人々の暮らしや考え方を知ることができる展示品でいっぱいであり、戦争の悲惨さ・怖さを感じることができる。

特に、特攻隊として戦死されたまだ10代の多くの若者たちが母へ宛てた遺書を読んだ瞬間、泣くまいと我慢していた糸が切れ、大粒の涙が止まらなくなったことを今でも忘れられない。

戦死された若者は、皆が、祖国のこと、日本の社会のこと、家族のことを真剣に考え、愛し、生きることや死ぬ覚悟について雄弁に語っている。まだ若いのになんて立派なんだろう。。。国交や政治がしっかりしていたら、死ななくても済んだ人達である。以降、私は、出来る限り終戦記念日は、靖国神社を参拝している。戦争が終わり、平和な日本となったことへの感謝とともに、日本が二度と戦争をしないことを祈願しているからである。

平成26年も参拝してきたのだが、例年以上に人出が多く、右傾化している人が増えた印象を受けた。心配である。

また、90歳前後の元兵隊さんたちの元気なワイシャツ姿もたくさん見た。その場で初めて会った人同士で、第〇師団に居たとか、〇〇さんは健在かといった話を楽しそうに話しており、戦友同士で友達がどんどん増えていくという状況も見た。

世界最長寿国をけん引している元気なお年寄りは、顔をみれば幸せな人生を送って来たことがすぐわかる。
新たな戦争で、8月15日の終戦記念日が二度と変わらないことを強く祈念する。

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